レンタル製品導入事例～お客様の衛生対策ご紹介～

世代を超えて愛される“おいしい”が生まれる場所―――中村屋埼玉工場

2023.03.01

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事例紹介
世代を超えて愛される“おいしい”が生まれる場所―――中村屋埼玉工場

日本カルミック製品をご利用いただく企業や施設の衛生対策をご紹介する本企画。
今回は、株式会社中村屋の製造部門の中心部である埼玉工場をお訪ねし、管理課の髙橋昌弘さんにお話を伺いました。

（写真提供：中村屋）

中村屋を支える歴史ある埼玉工場

「新宿中村屋」の名で知られる中村屋。全国各地のスーパー、コンビニに置かれた中華まんやインドカリーといった商品のほか、レストランやショップなども展開し、幅広い世代に愛されている老舗です。その始まりは創業者の相馬愛蔵（そうまあいぞう）・黒光（こっこう）夫妻が1901年にパン屋として創業したことからスタートします。研究熱心だった夫妻が、初めて食べたシュークリームのおいしさに感動し、そこから発想を得て“クリームパン”が誕生したそうです。いまでは知らない人がいないクリームパン、中村屋が元祖だったとは驚きました！2021年には創業120周年を迎え、今なおたくさんの商品を生み出し続けています。その製造部門の中心となるのが、今回訪れた埼玉県久喜市にある埼玉工場です。

多くの種類の商品を製造している埼玉工場

髙橋さん: 「埼玉工場は、東京都渋谷区にあった笹塚工場が縮小することになり、生産能力を落とさないために昭和50年代に建てられました。会社が大きくなるに従って、商品数も増え、工場も増築しながら拡大してきました。今では数多くの商品を手掛けており、中村屋の心臓部ともいえる工場です」

衛生管理のための情報収集を怠らない

増築を繰り返し、スペースを拡大してきた埼玉工場。現在は繁忙期になると、350名もの従業員の方が働いているそうです。たくさんの人々が出入りする工場の入口には、外部からの異物を中に持ち込ませないよう何重にも対策がなされ、食品工場としての厳格な衛生管理を目の当たりにしました。

髙橋さん: 「食品を扱っていますから、髪の毛一本落とさない管理体制や、トイレから出る際には手洗い・消毒をしないと扉が開かない仕組みなど、以前から衛生管理は厳しく徹底していました。そのための情報収集も欠かさず、例えば、来訪者に被っていただく衛生キャップはどのメーカーの製品がよいかなど、よりよい対策を選択できるよう工場同士で連携をとりながら常に情報交換を行ってきました。しかしコロナ禍になり、さらなる対策が必要になりました。従業員の健康を守り、工場も止めるわけにはいきません。ちょうどそのタイミングで、当社の武蔵工場（入間市）でのカルミックの評判を聞き、埼玉工場でも検討することにしました」

工場内の衛生管理を担当している髙橋さん

きめ細かな対応をしてくれた営業さんの誠意

髙橋さん: 「（カルミックの）担当営業の遠藤さんには、製品の説明に留まらず、従業員へのアンケート調査を実施していただいたり、工場内をくまなく見て、埼玉工場に必要な環境改善の提案を丁寧にしていただきました。それまでも他社からさまざまな製品の提案を受けたこともありますが、香りを出すだけなど根本的な解決にはつながらないため、導入に至ることはありませんでした。その点、遠藤さんは武蔵工場も担当されていることもあり中村屋のことを良く理解してくれていたので、安心して相談することができました」

髙橋さん（右）とカルミックの担当営業・遠藤（左）

決断に至ったシートクリーナーの決め手

遠藤（カルミック）: 「カルミックの製品は、第三者試験機関による調査研究によるエビデンスが取れた薬剤を使用しています。中村屋埼玉工場さまは、食品の製造工場ですから、より安心してご利用いただくためにも成分データと一緒に製品提案をさせていただきました」

髙橋さん: 「成分について裏付けのあるデータを見せていただけたことで、“なんとなく良さそう”ではなく、納得の上で安心して導入することができました。また、もともと従業員から導入してほしいという要望もあった便座のクリーナーは、どの商品がいいかと考えていましたが、『シートクリーナー』の試験設置中に、遠藤さんが使用前後の細菌の検査も実施してくれたことで、カルミック製品に対する信頼感が増しました」

厚生棟トイレの「シートクリーナー」と「サニタイザーMK14」

髙橋さん: 「もうひとつ懸念していたのは、清掃スタッフの負担が増えることでした。これだけ大きな施設なので、新しい設備を導入することで、清掃スタッフの負担が増えるのだけは避けたかったのです。今までいろいろな対策の導入に二の足を踏んでいた理由のひとつがこれでした。しかし、カルミックなら、定期的なメンテナンスやアフターフォローも万全。清掃スタッフの負担や人数を増やすことなく、衛生度がアップしたんです！」

定期メンテナンスで快適をキープ　女子トイレに「サニッコ」と「サニタイザーMK7」

快適な空間で１日をスタート！仕事へのモチベーションアップにもつながる

埼玉工場では多くの従業員が利用するトイレや更衣室、また、お取引先など多数の人が利用するエレベーターなどの共用部を中心に、カルミックの製品を導入していただいています。その中でも髙橋さんご自身が、設置後すぐに変化を実感された場所がありました。

髙橋さん: 「更衣室は設置してすぐに効果を実感しました。更衣室には空気を入れ替える窓がなく、ドアを開放し換気することくらいしかできないため、空気の入れ替えが難しくニオイもこもりがちでした。古い施設ですから、長い間に染みついたニオイなどは諦めていた部分もありましたが、『フォトキャタリストサニタイザー』と『エアーフレッシュナー』を設置すると、不快だったニオイが気にならなくなり快適な空間に変わったんです。効果の出るスピードに驚きましたね。出社して最初に立ち寄る場所ですから、気持ちよく1日がスタートできるようになったと従業員からの評判も上々です。もちろんトイレも同様です。快適で安心した空間を整えることで仕事へのモチベーションもアップする、と実感しています」

更衣室に設置された「フォトキャタリストサニタイザー」

トイレ内の「フォトキャタリストサニタイザー」
エレベーターに空間浄化「V BLOCK スプレー」

従業員の働きがいも、お客様への“おいしい”も

中村屋は「従業員の働く環境づくり」への取り組みを、会社の理念のひとつとして掲げています。これは、創業当時から続く信念を受け継いだものであり、近年社会に求められるSDGsの考えにも通じています。

髙橋さん: 「会社が従業員のために新しい設備を導入し環境を整えるなど目に見える行動を起こすことは、働きやすさとともに会社への信頼にもつながると思います。感染対策や衛生環境づくりに終わりはありません。常に最善策を模索しながら、従業員の健康を守り、工場を稼働していくことで、お客様に“おいしい”をお届けし続けられるのだと思います。120年を経て、もう一度創業の想いに立ち返り、お客様に何がご提供できるか、そして、自分たちの働きやすい環境づくりについてもより一層追求していこうと思います」