レンタル製品導入事例 ~ お客様の衛生対策ご紹介 ~

未来を創る女性たちを育む環境づくりを、この先100年も―――日本女子体育大学

2022.10.14

日本カルミック製品をご利用いただく施設や企業の衛生対策をご紹介する本企画。
今回は、「学校法人二階堂学園 日本女子体育大学」をお訪ねし、石﨑朔子理事長にお話を伺いました。

本格的な陸上競技場を備えた日本女子体育大学のキャンパス
(写真提供:日本女子体育大学)

日本女子体育大学
https://www.jwcpe.ac.jp/

社会で活躍する女性の育成を100年先に、想いを継ぐ

2022年、創立100周年を迎えた学校法人二階堂学園。設置学校の「日本女子体育大学」は、34名ものオリンピック選手をはじめ、世界を舞台に活躍する女性を輩出するとともに、優秀な教員や指導者育成にも寄与。日本の女子体育に多大な貢献をしてきました。
現在、その想いを受け継ぎ、次世代へとバトンを繋ぐのが、ご自身も本学の2期生という石﨑朔子理事長です。

石﨑朔子理事長

石﨑理事長
「2022年、本学園は創立100周年を迎えることができました。おかげさまで、ようやくここまで来たという想いです。大学は、二階堂トクヨによって1922年に創立された『二階堂体操塾』が前身です。その時代は、まだまだ男性中心の社会で、女性の地位向上がようやく社会の要求として高まってきた頃でした。スウェーデン体操やドイツ体操との出会いをきっかけにイギリスへ留学した二階堂トクヨは、「女子体育は女子の手で」との想いを強く抱いて、帰国後に創立したのが二階堂体操塾です。以降、“社会に貢献できる自立した女性の育成”を理念に、規模を拡大しながら現在に至ります。この先も、歴史と伝統を継承しながらも、時代や社会の変化に対応し、未来を切り開いていきたいと思います」

現在、創立100周年記念事業として「(仮称)創立100周年記念体育館」を大学キャンパス内に建設中です。石﨑理事長には、「単なる体育館だけの建物にはしたくない」という強い想いがありました。

建設中の地下2階・地上7階の建物の中心は、700席を有する大きな講堂
(写真提供:日本女子体育大学)

石﨑理事長
「体育大だから“体育館”という機能だけがあればいいという旧態依然の発想ではなく、この先に長く繋がる“知”の発信場所としての建物にしたいという想いがありました。学生たちの活躍の場であり、地域へも開かれたこのエリアのランドマークとして、さまざまな人が集い、ここを中心に新たな文化が育っていく。そういう記念体育館であってほしいと思っています」

トイレは学校の“顔”となる

創立100周年を迎えるにあたり、石﨑理事長が何よりも先に着手したのはトイレの整備だったそうです。

石﨑理事長
「来訪者も利用する本館1階のトイレの改装を最優先としました。トイレは玄関と同じくらい学校の印象を左右する大切な場所だと思っています。つまり学校の“顔”なんですよね。改装後、学生も職員もわざわざこのトイレを利用するようになりました。快適なトイレには人が集まりますね」

清潔感あふれる本館1階のトイレ

石﨑理事長
「もちろん建設中の記念体育館のトイレにもこだわりました。たくさんの方にご利用いただくことになるため、劇場など他の施設にも足を運んで研究し、入ってから出るまでの動線が効率的になるように工夫しました。竣工予定の来夏以降、学生や地域の皆さまにご利用いただけることを楽しみにしています」

サニッコが生理期間中のキャンパスライフをサポート

校内全ての女子トイレには、サニッコ(女性用サニタリーボックス)を導入いただいています。学生の皆さんはもちろん、施設を管理する職員の方々にも好評をいただいているそうです。

石﨑理事長
「初めてサニッコを見たとき、これは “ヒット”だと思いました。タッチレスで快適に利用できるのはもちろん、2,000名を超える女子学生を抱える本学としても、かつての汚物入れでは日々の管理が大変ですし、何より不衛生。サニッコの本体はカルミックさんに定期的に滅菌処理と銀イオン加工済みのものに取り替えていただけるので、いつでも清潔な状態を保て、管理する立場としてもとても助かっています」

全女子トイレにサニッコを設置

このたび実施した、約400名の学生の皆さんへのアンケートでは、70%以上が「生理期間中は普段よりトイレ環境に影響を受ける」という結果に。さらに、「公共のトイレを使用したときに嫌な思いをした経験」についても、85%の方が「ある」という回答をされています。

女子学生アンケート

石﨑理事長
「女性にとって生理期間中のトイレはとても大切なスペースです。体調面だけでなく気持ちの浮き沈みもありますから、いつでも清潔できれいなトイレを用意することで、ほっと一息できる場所になってくれたら、と思っています」

トイレを含めた衛生環境づくりをカルミックと

石﨑理事長
「公共のスペースでは、改善の余地があるトイレはまだまだたくさんあります。サニタリーボックスひとつとっても、生理のない男性にとっては、大きなゴミ箱とサニッコの差はわからないかもしれませんが、女性にとっては大きな違い。一つひとつ声を上げて、改善していく必要があると思っています。なぜなら『文化的な生活』について考えたとき、“台所”と“トイレ”、このふたつが重要だと思うからです。美味しく食事し、不快感なく排泄できること。これまでは仕方ないと諦めてきたような不快なトイレのままではいけません。ですからたくさんの女子学生を抱える本学として、サニッコのほかにもさまざまなカルミックの製品を導入することで、校内のトイレ環境づくりを行っているのです」

さまざまなカルミック製品を導入いただいている、校舎内のトイレ

社会で活躍できる女性に育ってほしい

石﨑理事長
「コロナ禍で学校生活は大きく変化しました。健康チェックシートの記入、消毒、検温、マスクなどが必須になりました。授業はオンライン方式併用に、部活の練習では、世間の感染者数に応じて、独自のステージ分けを設定。練習時間に関するルールも作りました。学生も先生方も大変苦労していますが、これも学びなのだと思います。学生たちも将来、教員や指導者という立場になるなど、社会に出たら同じような場面に遭遇するかもしれませんから」

衛生環境を整え、快適に安心して学べる場づくりをし、100年先も変わらずに学生たちに託す想い。それは社会で活躍できる女性に育ってほしいこと。

石﨑理事長
「学生たちが本学を巣立ち社会に出たときに、1人の女性としての視野だけではなく、さらに広がりのある考え方と社会性を持ち、活躍してほしい。そう願いながら、これからも学びの場である校内の環境を整え、魅力ある大学であり続けたいと思います」
※2022年10月時点の情報です。
※本取材は、感染防止対策に配慮した上で実施しています(撮影時以外はマスクを着用しています)。

取材:長澤知子
文:田口みきこ
撮影:品田裕美

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