オフィス

オフィスビルの給排水・空調等の設備はビル管理法（建築物衛生法）にも記されているように計画に基づく点検・整備、実施の記録・管理が必要です。 清掃および廃棄物処理も法令に基づく適切な実施・記録が必要です。

オフィスビルの衛生環境を保つには空気環境測定の実施・記録が不可欠です。また、臭気の主要発生源（トイレ・厨房・喫煙所等）では、消臭対策以外にもニオイ漏れ・汚れ蓄積防止のための工夫や定期清掃が大切です。

ウイルスは、物に付着してもしばらく生存しています。不特定多数が利用し、接触感染の原因となりうるトイレ空間の衛生対策は、特に重要です。

主な感染ルートは、「飛沫感染」「接触感染」「空気感染」「血液感染」の4つです。利用者を二次感染から守るため、定期的な消毒・抗菌作業などの衛生管理が求められます。

オフィスビルの衛生環境維持のためには昆虫類の侵入・生息を定期的に調査し防除する必要があります。昨今、感染防止目的の換気による虫の侵入も新たな課題に。 飲食エリア・厨房では特に徹底した対策が求められます。

女性の労働人口は全体の約45%。女性が安心して働ける環境のニーズが高まっています。女性活躍促進や働き方改革の観点からも、女性にとって安心で快適なオフィス環境、とりわけトイレの環境対策は重要なポイントです。